ただの読書記録

1日1冊を目標に、本の内容と感想を記録します。

14冊目「日本人だけが知らない世界から尊敬される日本人」

こんばんは。

 

今日の1冊はこちら。

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 日本という国と日本人という民族は世界中から尊敬と羨望を集めている。「反日教育」を受けている中国・韓国の人々も心の底では日本と日本人に対して憧れを抱いている。しかし、日本人は祖国や民族に対して誇りを抱かない。自分の所属する国と民族に対して誇りを持つためには、祖国の歴史や偉大なる先人への敬意が必要不可欠だが、日本では、自国の英雄、とくに第二次世界大戦前後に活躍した偉大な人物について、学校教育で教わることも、メディアで報道されることもなかった。日本人が自尊心を持たないのは、戦後の日本においてGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が教育内容とメディア情報を管理した「WGIP」と東洋人が欧米社会に災いをもたらすという被害妄想的な思想「黄禍論」によるものと考えている。

 日本を代表する偉人は多く存在するが、例えば…

  • 「Made in Japan」を世界一の冠にした立役者である盛田昭夫SONY元社長)。1979年に発売した「ウォークマン」は音楽を持ち歩くいう新たな文化を創造した画期的な発明品だ。
  • 世界の食文化に変革をもたらした安藤百福日清食品の創業者)。即席ラーメンの元祖であるチキンラーメンカップラーメンの開発者の一人である。カップヌードルは世界80か国以上で販売されており、2016年の累計販売食数は400億食を突破した。
  • 「黄禍論」の餌食となた近代科学の父と呼ばれる高峰譲吉。科学者であり、実業家でもある高峰氏は世界一有名なホルモンである「アドレナリン」の発見者であり、名付け親で、製造にも成功。しかし、黄禍論の影響か、ノーベル賞を受賞することはなかった。彼は生涯を通じて、アメリカ各地で講演会を開き、「日本人は野蛮な人種ではない」と伝え続けた。
  • 乾電池を発明した屋井先蔵。日本で最初の電池は幕末期に佐久間象山によって作られたと言われている。屋井氏は個人で1887年に乾電池を発明、明治期の日本の国際社会における大躍進の一助となった。とくに極寒地でも使用できる電源として日露戦争で大いに活躍。
  • その他、建築分野では丹下健三、日本を代表する文学者である川端康成、アルプスに山小屋を建てた登山家・槇有恒、大和魂を世界に伝えた新渡戸稲造、多くのユダヤ人を救った杉原千畝など。

 歴史の中だけでなく、現代にも高い志や愛国心を抱いて、様々な場所や業界で活躍している英雄的な日本人はたくさんいる。そんな「心から尊敬できる人物」との運命的な出会いを大切にし、自らの価値観や人生観を一変させるきっかけとしてほしい。

 

[感想]

 知らない人がたくさんいました。そういう教育を受けていないと言えばそうなんでしょうけど、知っておくべき人達なんでしょうね。本書をきっかけに日本が誇るべき偉人について、少しずつでも知っていきたいと思います。