ただの読書記録

1日1冊を目標に、本の内容と感想を記録します。

8冊目「人生は攻略できる」

こんにちは。

今日でブログを始めて1週間。これからも頑張って継続します。

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 人生を一種のRPGと考えたとき、そのゲームのゴールは幸せになることだ。幸せの定義は2つ「好きなことを夢中でやって、今が楽しい」、「あとから振り返って幸福だったと思える」。

 幸福な人生を送るには3つの土台が必要だ。その3つとは「お金(金融資本)」「仕事(人的資本)」「愛情・友情(社会資本)」。
 まず、「お金」について。お金は、自身をお金から自由にするために必要。経済的自由とは、国家にも、会社にも、家族にも依存せずに生きていくのに十分な資産をもつこと。お金持ちになるには、①収入を増やす、②支出を減らす、③運用利回りを上げる。収入を増やすには、①金融資本を金融市場に投資する、②人的資本を労働市場に投資する、2つの方法がある。人的資産(これから得られる生涯収入)は年齢が若いほど大きい。投資は元本が大きいほど効率がいいため、若いうちにお金持ちを目指すのであれば、もっとも確実な方法は人的資産の運用、すなわち働くこと。収入の10%~15%を貯蓄に回して、年利3%程度で複利運用していけば、誰でも億万長者になれる。

 次に「仕事」。働き方には3つある。クリエイター(創造的な仕事をする人)、スペシャリスト(専門性を持つ人)、バックオフィス(事務系)。サラリーマンという働き方は日本にしか存在しない絶滅危惧種。海外では専門性を重視するが、日本では、一度会社に入るとその中で全く異なる部署へ異動することも珍しくない。日本のサラリーマンは会社にネガティブな感情を抱いていることが多い。ポジティブに会社で長く働き続けるには、好きあるいは得意を仕事にし、スペシャリストを目指すことだ。人的資本を最大化するには「ニッチ戦略」が重要。小さなマーケットでも客を独占できれば、楽しく暮らすのに十分なお金を稼げる。

 そして「愛情・友情」。これらはプライスレスで無理に値段をつけようとすると簡単に壊れてしまう。しかし、最近では社会資本は人間関係ではなく、「評判」とのことと言われる。これは社会資本を数値化したもの(SNSなどのいいね!やフォロワー数など)。これが高くなると大きな金融資本につながる。これからはインターネットを通じて一人一人が自分の評判を持つようになる。むしろ評判がないと仕事がなくなる。それぞれが評判ネットワークを通じて、どんな仕事をするか、誰と働くか、どこで働くかを選択するようになる。

 

[感想]

 「お金から自由になる」、こういう本を読んでいるとよく目にします。会社に10年程勤めていますが、働き始めた時から、金融資産の複利運用をしておけば、今頃経済的自由になれていたかなと思うと少し後悔しています。投資は最近になってようやく始めたところです。

 私も多くの人のようにサラリーマンとして働いている今には少しネガティブな感情を持っています。仕事は好きでも嫌いでもなく、お金のために働いている感じです。入社した当時は、定年まで働くことに疑問を感じませんでしたが、最近はお金を貯めて、さっさと会社を辞めたいなと思うようになりました。コロナ禍でネットワークビジネスも広がってきましたし、資産の運用益とそういったビジネスで稼いだ小金でゆるく生きていきたいですね。