ただの読書記録

1日1冊を目標に、本の内容と感想を記録します。

11冊目「ネット断ち」

こんばんは。

 

今日はこういう本を読んでみました。

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 大学生にSNSがストレスを増やすか減らすか質問したところ、多くの学生がストレスを増やすと回答。日本人は1日平均4時間をインターネットに時間を費やしている。インターネットには多くの情報があり、簡単に人とも繋がることができるが、その過剰な情報や人からの評価に敏感になり、精神的に疲弊する人も多い。ネットの恩恵は大きいが、精神や心を弱くさせる危険性がある。だからこそ、自分で意識して距離を置く「ネット断ち」が必要だ。例えば、「ネットサーフィンは1日30分、SNSは夜9時以降は見ない」といった自分なりの基準やルールを設けるとよい。

 ネットの膨大なコンテンツの中には、もちろん有益なものもある。その1つが著作権の切れた日本の作家の作品を無料で読める「青空文庫」だ。過去の偉大な人物とその偉大な精神に触れることが、現代において非常に大きな力となる。書物を通して、深い人格に触れ、その人格を自分の中に取り込むことが真の教養であり、心の強さに繋がる。ただ、たった1人だけを信奉し、傾倒するのは危険。心を育てるには古今東西、さまざまな人格に触れることが重要だ。

 1日1時間は本を読んで、過去の偉大な人格に触れ、1対1で向き合う時間、「沈潜する」時間を持つことを勧める。古典や文学作品で、それまで知らなかった世界を知ることは非常に有益。多くの人格に触れることで心は強くなり、他者に寛容になれる。また、物語の中のセリフを引用することで会話力を上げることもできる。

 沈潜とは読書だけではない。映画でも漫画でも、さまざまなメディアで、それぞれのワールドで沈潜できる。薄い、浅い時間ではなく、濃く深い時間に変えていくことで充実感や幸福感を得られる。

 

[感想]

 「沈潜」、初めて聞く言葉でした。普段あまり文学作品は読まないのですが、本の中で紹介されているお勧めくらいは読んでおこうかと思います。

 私もネットを使う時間は長いといいますか、気づいたらスマホをいじっているような気がしますので、注意が必要ですね。あまり依存しすぎると精神が弱くようですので。このブログ用の読書時間は沈潜し、継続することで心を強く育てていきたいと思います。