ただの読書記録

1日1冊を目標に、本の内容と感想を記録します。

24冊目「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法」

こんばんは。

 

今日は資産形成について。

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 著者は入社初日に早期リタイアを決意して、30歳で達成。給与の8割を高配当・連続増配株に投資した。FXのように市場や証拠金維持率を逐一チェックしなくても株式を保有するだけで自動的に配当金を得ることができる。「給与の大部分を投資に回すこと」と「支出の最適化(節約)」を両輪とし、優良と判断した株にひたすら資金を投入し続けるだけでいい。

 資産形成するには、まずは支出を最適化すること。自分の価値観に合わせて支出を調整する。当然、生活費が少ないほど、投資に回す金額が増え、目標金額自体が下がるため、リタイアは早くなる。

 高配当・連続増配株から配当金を得るのは、様々なメリットがある。例えば、①手間がかからない。②再現性が高い、③不労所得が可視化され、経済的自由の達成具合が明瞭、④出口戦略を考える必要がない、⑤時間とともに積み上げることができ、モチベーションを維持できる、など。一方で、デメリットもある。配当金は得るときに課税されるため、長期で見ると配当がない投資のほうが理論上は有利な場合がある。ただ、理論と実践は別であり、自分にとって心地よい投資手法を構築するのがよい。

 高配当・連続増配株への投資する場合は米国株が有力。米国主要企業の収益力と増配実績は非常に優秀で、長期投資に向いている。初心者におすすめなのは、ETF(Exchange Traded Fund:上場投資信託)。ETFを1つ買うことで、数十・数百の企業に分散投資できる。慣れてくれば個別株に手を出すのもいい。市場平均を上回るリターンを達成できる可能性がある。

 経済的自由を手にした先に、何をしたいのかをよく考えることが大切。「仕事を辞めたら人間ダメになる」と考える方もいるが、著者は「目標や夢・生きがいもない生活は、日常に張り合いがなくなる」のだと考える。「目標や生きがい=今の仕事」の方は仕事を続ければいい。自分自身と対話し、夢・目標・挑戦したいことがあるのであれば、それに向かって邁進することだ。周囲の意見は気にせず、自分を信じて行動すべき。

 

[感想]

 早期リタイア、いいですね。私も入社時にこういう生き方を知っていればと後悔しています。まあ、当時は会社に不満はなく、定年まで働くのが当たり前と思っていたんですが…。幸い貯蓄率は高かったのでこれを投資に回して、早期リタイアを目指したいと思います。