ただの読書記録

1日1冊を目標に、本の内容と感想を記録します。

26冊目「FIRE 最速で経済的自立を実現する方法」

こんばんは。

 

Fire関係3冊目。これで最後にします。

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 著者であるグラント・サバティエは25歳から5年間で純資産を2.26ドルから125万ドルに増やし経済的自立に到達した。従来の考え方(数十年間、9時5時の仕事を続け、毎日の支出を切り詰めることで、ようやく65歳でリタイアできる権利を得られる)は間違えている。これまでのお金にまつわる定説は忘れたほうがいい。

 お金は限りのないものだが、時間には限りがある。多くの人は人生の最も貴重な年月を、稼ぐための仕事をしながら過ごしている。複利の力を利用して、より早い時期から、より多くのお金を投資することでリタイアは早まる。

 リタイアまでの計画は7つのステップに分けられる。

  1. 自分の目標とする数字を把握:経済的自由は人によって違った意味を持つ。借金からの解放、企業から足を洗う、家族との時間を増やす、不労所得だけで生きるなど。自分が何を目指すのかを明確にすることから始まる。
  2. 今持っている金額を計算:純資産=資産ー負債。純資産の中で収入を生み出す投資資産を差し引いて、目標額までの地点を計算する。できる限り貯蓄額を増やせるやり方で借金を返済する。まずは金利の高いものから。会社の確定拠出年金などは積極的に利用する。
  3. お金に対する考えを改める:お金はあくまで心から好きな生活を送る手段としてのみ重要。お金は稼げば稼ぐほど使ってしまうが、それが幸福とは限らない。自分を幸せにする支出レベルを把握すること。
  4. 予算を立てず、貯蓄に最も大きく影響するものだけに集中:予算を立てると欠乏マインドを強化してしまい、お金を稼ぎ・貯める上で足かせになる。好きなものを犠牲にすることなく、貯蓄率を引き上げる。
  5. 9時5時の仕事を工夫、効率化:フルタイムの仕事を戦略的に活用する。仕事がリモートワークであるなら、やるべきことをやった残りの時間は副業に回せるし、家賃の安い地域に住むこともできる。福利厚生も最大限利用すべき。
  6. 儲かる副業。複数の収入源を持つ:労働時間当たりの収入が高い、楽しめる、新たなスキルが学べる、成長性がある、不労所得につながる、といった条件を満たすビジネスを見つけるとよい。副業で稼げるようになれば、それをビジネスとして立ち上げることもできる。
  7. できるだけ多くのお金をできるだけ早く、できるだけ頻繁に投資:投資収入こそが究極の不労所得であり、お金持ちが裕福でい続けるための代表的な戦略。投資対象は何でもいいが、株、債券、不動産が最も管理しやすく信頼できる。貯蓄率を30~90日毎に1%引き上げると効果的。

 

[感想]

 実質時給の考えは参考になりました。収入を仕事に関わるすべての時間で割る……。今はコロナ影響で出張がなくなり、テレワークの割合が増えて移動時間が少なくなったので多少よくなっていますが、少ないです。テレワークの合間に副業で稼げということですね。あとは、前に読んだ2冊と同じで、目標を決めて、現状を把握して、支出をできるだけ減らして、貯蓄率を上げろと。まあ、それしかないですよね。