ただの読書記録

1日1冊を目標に、本の内容と感想を記録します。

33冊目「水は答えを知っている」

こんばんは。

 

随分前に友人に勧められた本。久しぶりに読み返してみました。

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 水を氷結させてつくった結晶は、水道水と天然水、水にいい音楽を聞かせたとき、「ありがとう」の言葉を見せたとき、「ばかやろう」という言葉を見せたとき、それぞれで異なった形を見せた。この結果は日常で口にする言葉がいかに大切かを教えてくれた。

 水の結晶は、「愛・感謝」の言葉を見せたときに最も美しく、華やかな姿をみせた。反対に、「ばかやろう」のような人を傷つける言葉を見せたときには結晶を作ることはできない。無視したときにも同様に、形のくずれた結晶になる。また、水道水の結晶はくずれてしまうが、自然の水はきれいな結晶をつくる。

 人の体は生まれたときは90%、成人になると70%が水で構成されている。健康で幸せな人生を送るには体の70%を占める水をきれいにすればいい。そのためには愛と感謝こそが大切。

 

[感想]

 なかなか面白い研究だと思いました。水に音楽を聞かせて、結晶にしようという発想に驚きです。そしてそうしてできた結晶が聞かせる音楽や言葉によって形を変えるのもすごいです。いい言葉をかければいい結晶ができる、人間の体の大部分は水なので、いい言葉を受ければ幸せになれる、、、そう言われればそうなのかもと思えてしまいます。

32冊目「お金や人脈、学歴はいらない! 情報だけ武器にしろ。」

こんばんは。

 

今日は堀江さんの本を読んでみました。

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 今、必要なのは資金でも人脈でも学歴でもなく、情報だ。情報があれば未来を見抜け、情報を持つことで未来がわかる。未来がわかれば、人生を思う存分楽しめる。

 情報は武器にもなるが、今の情報はフィクションだらけ。世の中には様々なルールがあり、皆その枠の中で生きているが、それらはすべて人間が作り出した思い込み、フィクションにすぎない。社会が与えるルールや常識をそのまま受け入れず、いちいち疑ってかかるべき。そして、自分の考えで判断して、自分なりのベストな道を選択するべきだ。

 インターネットやスマホなどが社会の仕組みを大きく変えた。時代に取り残されないためには「情報を高速で取捨選択する力」が必要になってくる。情報とは自分から積極的に取りに行くものだ。それも圧倒的な量の情報を。そして情報を取ったら、自分の頭で考え、自分なりの言葉で世界中に発信し、頭の中を整理するくせをつけることが大事。

 今では誰でも技術を簡単に学べるため、技術はただの情報となっている。技術の価値は暴落した。モノの価値を高めるには、ストーリーという「情報」を乗せること。人は「面白い」と思えばお金を出す。動画や写真で視覚に訴える情報にこだわるのも効果的だ。

 情報はアウトプットしてこそ価値を持つ。最初は見切り発車でいい。続けていれば、新たな知見が増え、質が上がってくる。スマホで片手間で構わない。文章でもなんでも「今すぐ、とにかく、形にすること」が何より大事だ。

 最後に、「思い込みの罠」にはまってはいけない。多くの人が言うように老後のためにローンを組んでマイホームを買うことはいい選択だろうか。30年後もローンを払い続けることができる保証はあるのか。このようにルールや常識に入り込む「リスク」を見抜くことが大事。そして、今の常識や情報に囚われて自分の可能性を狭める必要はない。本当にやりたいことが見つかったとき、自由に動いていい。自由に生きることが何より幸せな人生だ。

 

[感想]

 非常に読みやすかったです。他の本でも言われているように、インプットとアウトプットはセットで考えなければいけない、下手でもいいからとにかく書けと。今の私のブログのような感じですね。いっこうにうまくならないですが、とりあえずは続けていきます。

 「自由に生きることが何より幸せ」その通りだと思います。ただ、堀江さんの言うようにはなかなか動けない。私の場合、本当にやりたいことがよく分かっていないというのも大きいですが。いろいろ情報をインプットして、これっというのを見つけたいです。

31冊目「1%の努力」

こんばんは。

 

今日は2ちゃんねるで有名なひろゆき氏の著書です。

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 「99%の努力と1%のひらめき」というのは、発明家エジソンの有名な言葉だが、この真意を多くの人は誤解している。正しくは「1%のひらめきがなければ、99%の努力はムダになる」ということだ。「努力すれば道が開ける」という耳障りのいい言葉だけが広がると不幸な人を増やしかねないので、あまりよくない。この本はそういう思いで企画した。

 人生は幸せの総量を増やすことを目標にすればいい。いくら人間が頑張っても、大陸の形を変えるようなことはできない。そのため「人類の努力は、ほぼ無意味だ」と考えている。努力をすることで結果が変化することは事実だが、環境や遺伝が大きく絡んでくる。人生のスタート地点での違いを努力して埋めようとするのは相当難しい。「それでも変えられる部分」を考えるべき。著者の経験から7つのエピソード(「前提条件」「優先順位」「ニーズと価値」「ポジション」「努力」「パターン化」「余生」)について語る。

 例えば、「優先順位」。まずは何が自分にとって一番大事かを考えること。そして「修復可能か?」という判断軸に従う。大事なことが「睡眠」だとしたら、何が何でも睡眠はとる。「大学を卒業すること」であれば、テストでいい点数を取るのに必要な時間を俯瞰して考え、1日でいいなら、前日以外は好きに遊べばいい。サラリーマンなら退職まで働いて、退職金と年金で暮らすよりも、人生のゴールと自分のやりたくないことをはっきりさせて、毎日を楽しく暮らすのもいいかもしれない。自分にとって大事なことは自分で決めるべき。

 「1%の努力」の本質。努力とは一つの才能。努力できる才能がなければ、ごく一部の才能を持った人に正攻法で勝つことは難しい。だから、自分にとって頑張らなくても結果が出る場所に行ったほうが絶対にうまくいく。

 

[感想]

 「自分にとっての1%の努力とは何か。自分の能力や機能を、どこのポジションに持っていけば人生ラクになるのか。」

 人生ラクに生きたいと常々思っていますが、どうすればいいんでしょうね。今の在宅勤務が続くなら、仕事はさっさと終わらせて、余った時間を自由に過ごすというのはありかもしれません。自分に合った副業を探して、お金を貯めて、辞める、、、当面の目標はここですね。

30冊目「ケーキの切れない非行少年たち」

こんばんは。

 

ブログを始めたときはまさか1か月も続くと思いませんでした。一つの節目ではありますが、特別なこともなく、普通に本を読んでいきます。

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 著者は児童精神科医として少年院で法務技官として勤務していた。そこで様々な非行少年と向き合ってきた。凶悪犯罪を行った非行少年の多くは、簡単な足し算・引き算ができない、簡単な図形を写せない、短い文章すら復唱できない、といった見る力・聞く力・想像する力がとても弱い 。そのせいで、対人関係で失敗したり、いじめにあったりし、非行の原因となったいた。知的障害や発達障害があったことに周りが気づかず、適切な教育・支援ができず、最終的に彼らを非行に走らせてしまう。

 犯罪を行った少年は通常少年院で約1年在院する。彼らが変わるきっかけとなるのは、家族のありがた味や苦しみを知ったとき、被害者の視点に立てたとき、将来の目標が決まったとき、信用できる人に出会えたとき、など、「自己への気づき」と「自己評価の向上」が大きい。そのきっかけを作るために大人たちに必要なのは、説教や叱責などではなく、子供自身に出来るだけ多くの気づきの場を提供することだ。そのためには、社会面・学習面・身体面の支援が必要。学習面で重要になるのが認知機能の向上だ。これには「コグトレ(認知機能強化トレーニング)」が有効。朝の1日5分でいい。認知機能のトレーニングは犯罪を減らすことにも繋がる。

 

[感想]

 本屋で立ち読みした時に衝撃を受けて、電子版を買って読んでみました。ケーキが3等分できない、冗談かと思ってしまいました。理解できないのは私だけではないはずで、そんな社会にそういった少年たちがいれば、確かに浮いてしまうように思います。そういった子供たちがいるという認識と、彼らを適切に支援し、導く社会・教育が必要と感じました。

29冊目「バッタを倒しにアフリカへ」

こんばんは。

 

今年、アフリカやインドでバッタが大発生したニュースがありましたね。

そんなバッタを倒しにアフリカへ渡った日本人がいるとのことで興味を持ちました。

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 著者である前野氏は、幼少期に「ファーブル昆虫記」に感銘を受け、昆虫学者を志した。子供の頃からの夢は「バッタに食べられたい」。しかし、本人はバッタアレルギーという皮肉。昆虫学者として研究を行っていたが、バッタの研究は社会から必要とされておらず、収入がなかった。そんな時、アフリカでバッタが大量に発生し、農作物を食い荒らし、深刻な飢饉を引き起こしていることを知った。アフリカでバッタの生態を研究し、成果を持って凱旋すれば、日本の研究機関で就職できるかもしれないと考え、単身でアフリカのモーリタニアへ旅立った。

 モーリタニアでの生活は苦難の連続。まず、入国トラブル。危うく日本に送還されるところを研究所の職員に助けてもらう。日本から持ってきた荷物の中で、酒を没収される(賄賂を渡さなかったため)。何とかモーリタニアに到着したが、建国以来最悪の大干ばつでバッタがいない。バッタを捕まえるために1匹当たりの報酬を決めて現地の子供たちに採集を依頼したが、数をごまかされたり、死んだバッタを渡されたり。バッタがいないから代わりにゴミムシダマシの研究を始めたが、ハリネズミに食われる(その後、ハリネズミに愛着が湧いて餌をあげて手懐ける)。そうやって時間を過ごすうちに資金が尽き、日本に一時帰国。自分をプロモーションし、資金を調達し、再びモーリタニアへ。するとアフリカ各地でバッタが大発生。バッタの生態研究を始めたが、サソリに刺されるというアクシデント。無事回復し、バッタを追いかける日々。バッタが街に近づくぎりぎりまで研究を続け、最後は駆除。十分な成果を得て、日本へ凱旋した。

 帰国後は京都大学助教となり、バッタ博士として、高校で講演したり、テレビ出演したり。夢を追うことの大切さを伝えている。

 

[感想]

 面白かったです。著者の情熱に圧倒されますね。「バッタに食べられたい」ってどんな夢だよって、思わず突っ込んでしまいました。アフリカでの生活の描写を見ていると、日本の生活は恵まれているなと感じます。資金が尽きて、どん底にいるときの所長の言葉「つらい時こそ自分よりも恵まれていない人を見て、いかに自分が恵まれているかに感謝する」というのは心に響きました。上ばかり見ていると疲れますからね。

28冊目「宝くじで1億円当たった人の末路」

こんばんは。

 

今日はタイトルが非常に気になったこの本。

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 21世紀、グローバル化の拡大とITの革新で、私たちの人生の選択肢は飛躍的に広がった。その気になれば誰でも大抵の挑戦ができると言われているが、実際にいろいろな挑戦をして人生を楽しんでいる人は少ない。それは、「人生で一つの選択をした後の末路がわからなくて不安」だからと考える。本書はその選択からの末路を知っている人に取材し、まとめたもの。

<例>

  • 宝くじで1億円当たった人の末路:一家離散、貧困化、人生の目的喪失など、ろくなことにならないことが多い。そもそも宝くじは非常に割に合わない賭け事。1等の当選確率は約1000万分の1以下。宝くじは買わないという選択が正しいとも言える。
  • 賃貸派の末路:「持ち家派」よりも人生の自由度が高い。ローンで持ち家を買うとローン破産や災害、自由度低下などのリスクがある。土地の価格が上昇を続けていた時代は持ち家による資産形成ができたが、今はリスクのほうが大きい。
  • 「疲れた。海辺の町でのんびり暮らしたい」と思った人の末路:社交性があるなら楽しい。都会よりもストレスも減るが、地域活動が頻繁にあり、全くのマイペースでのんびり暮らしことは難しい。想像以上にコストもかかる。
  • 電車で「中ほど」まで進まない人の末路:将来の見通しは暗く、企業社会での成功は困難。「中ほど」まで進まない人は自分が周囲の邪魔になっていることに気づいていない=気が利かない&ビジュアルフィールドが狭い&コミュニケーション能力が低い。企業世界で成功するには「気配りができること」が極めて重要。

 本書は「人生で様々な選択をした人の末路を探る」とともに、社会や世間にうまく同調できずに悩んでいる方へのエールでもある。日本は同調圧力が強く、周りからずれた人には生き辛いことがある。だが、同調圧力に自分を合わせる必要はなく、自分がそれを望むなら堂々と人と違うことをやればいい。自分が納得し、望むことを貫けば、ストレスなく幸せに生きられる。

 

[感想]

 上記の4つ目の例は、なかなか奥が深いです。電車の乗る位置、座る位置で気配りができるかどうかがわかると。私も満員電車で「中ほど」まで進むと降りられなくなりそうで、ドア付近で止まってしまうことがあります。視野が狭く、自分勝手な行動なのですね。気を付けます。

 私も周りに流されて、自分がやりたいことを我慢することがあります。周囲にどう思われても、自分のやりたいことを貫く、そんな生き方を目指したいです。

27冊目「腹だけやせる技術」

こんばんは。

 

今日は仕事で大分疲れました。簡単そうな本にします。

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 お腹だけ痩せる方法は、お腹を凹ませるだけ。凹ませる動きによって、①筋肉の形状記憶効果でサイズダウン、②続けることでお腹の脂肪が燃える、③エネルギーを消費しやすい体になる、という効果が得られる。

 そもそもお腹が太りやすいのは、お腹が脂肪を蓄える機能を備えている、脂肪を内臓を守るクッションとしているなどの説がある。ダイエットの方法として、食事制限、筋トレ、有酸素運動が主流。食事制限は体重を減らすのには効果的だが、継続できない(=維持できない)、やせる部位を選べないなどのデメリットが多い。腹筋運動をやったことがある方は多いと思うが、これも継続できない方がほとんど。また、筋肉をつけることと、脂肪を減らすことは別物で、腹筋運動をしてもお腹はやせない。脂肪の下に筋肉がつくだけ。有酸素運動は脂肪を落とすという意味では最も効果的。ただ、お腹だけやせることはできない。

 本書のお腹を凹ませる(ドローイン)というアプローチは毎日続けることで1か月くらいでサイズ減を実感できる。脂肪そのものを減らすには3か月から半年は継続が必要。ドローインはいつでもできるのが利点。電車の中、ウォーキング中、会議中、入浴中でも構わない。ただ、基本姿勢は大事。背筋を伸ばして、肩の力は抜く、息は止めない。1日1回30秒でもこつこつと続けることが大事。

 

[感想]

 さっそく本ブログを書きながら凹ませていますが、結構疲れます。疲れるということはちゃんと筋肉を使っているということですね。これから意識してお腹を凹ませていきます。